2023-11-03[FRI] - 2024-01-16[TUE]
closed on Wednesday
2023年11月3日(祝)〜2024年1月16日(火)
染付は下絵付けの一つで、素焼きした素地に呉須で文様を描き、透明釉を施して焼成する技法で作られるうつわです。14世紀初頭には中国の景德鎮窯でその技法が完成していたと言われています。その後世界中へ広まり、日本では17世紀初頭に有田で焼かれたのが始まりです。中国の明代末頃の磁器の影響を強く受け、後に西ヨーロッパへの輸出、国内需要により生産は拡大し、染付技法も各地へ伝わりました。
陶石と呼ばれる原料を使用する九州の磁器に対して、瀬戸や美濃では蛙目粘土に長石や珪石を混ぜた土で、染付磁器が作られるようになりました。
この歴史ある染付のうつわは、現代へも引き継がれ今も尚、人々に愛され続けているうつわです。コバルトを原料とする呉須の深い青と磁器粘土の白のコントラストは、多彩な料理を引き立てます。
職人による繊細な筆捌きによる加飾や、多くの人々へ届けられるよう工夫され作られた銅板転写のヴィンテージ絵など、美しい手仕事のうつわが並びます。
この機会に是非、お立ち寄りください。お待ちしております。
<WORKSHOP 染付体験>
日時:2023年11月11日土曜日
足立公子先生による染付のワークショップを開催予定です。詳細はインスタグラムからご確認お願いします。
今展、POP-UPにご協力していただいた美濃焼の窯元
・宗山窯
・良峰窯
・翔武窯
・山保製陶